エアガン

2026/05/16

精緻を極めたディテールとメカニズム「ショウエイ Maschinenpistole 40 (MP.40)モデルガン」

 

精緻を極めたディテールとメカニズム
MP40のモデルガンの決定版がついに発売

 

 

 数あるサブマシンガンの中で第二次世界大戦中のドイツで製造されたMP40(マシーネンピストーレ40、俗称シュマイザー)は人気、知名度とともに3本の指に入る。MP40を再現したトイガンではMGC、中田商店、マルシンのモデルガンが知られており、近年は海外メーカーによる電動ガンも人気を博している。そんなMP40の決定版といっても過言ではないモデルガンがショウエイから発売された。ショウエイといえばFG42やMP44などのモデルガンで知られており、再現度の高さから日本はもちろん海外で高い評価を得ている。

 

 

アンダーフォールディングタイプのストックを展開したところ。しっかり肩付けして射撃できる

 

ストックは写真のようにレシーバー下側に収納される。当時としては機能的かつ合理的なストックだ

 

 今回ショウエイはMP40をダミーカート仕様で再現。ベースになったのは、5本のリブがあるマガジンハウジング、樹脂製バレルレスト、フォワードロックセーフティ機能付きのボルトハンドル、6面にカットが施されたバレルナットが特徴の1942年にエルマ社が製造したモデル。

 

バレル基部に設けられたスリングスイベルは右側にスリットが備わっている

 

1941年から1942年にかけて製造された6面にカットが施されたバレルナットを再現

 

フロントサイトは丸形のガード付きで、サブマシンガンとは思えないほど贅沢な作りをしている

 

ローレット加工が施されたマズルキャップは、実銃では取り外すと空砲用のアダプターが装着できる

 

レシーバー前部下側には「WaA44」のバッフェンアムトと製造年を示す42、そしてショウエイの刻印が施されている

 

キレシーバー前部左側には「280」と「WaA44」のバッフェンアムトが打刻されているャプション

 

実銃同様にバレル左側には「280」のバッフェンアムトが3つ並び、バレル基部には国家鷲章が打刻されている。ちなみに280はエルマ社のバッフェンアムトナンバーだ

 

バレル下部には依託射撃を行う際にバレルを保護するための樹脂製のバレルレストが装着されている。バレルレスト基部左側にはバッフェンアムトが打刻されている

 

 円筒形のレシーバーは実銃同様の雰囲気のダイキャスト製。フォアグリップとグリップパネルは実銃同様ベークライト製。フェノール樹脂にフィラーを混ぜて強度を増しているため模様が入った濃いこげ茶色で、ショウエイは形状と色味、質感を見事に再現している。内部メカについても、3段伸縮式のテレスコピック・リコイルスプリングチューブは形状、機能ともに忠実に再現されており、コッキング動作やダミーカートの装填・排莢が可能だ。手にすると金属製モデルガンならではのズシリとした手応えが味わえる。

 

ダイキャスト製のマガジンハウジングに5本のリブが設けられいるのが、1942年以降に製造されたMP40の特徴だ

 

エジェクションポートからはボルト右側に設けられたエキストラクターが伺える

 

1941年から1942年にかけて標準装備されることになったフォワードロックセーフティ機能付きのボルトハンドル。押し込むとセーフティオン、引っ張り上げるとセーフティが解除されてボルトがコッキングできる

 

発射方式はシンプルブローバックのオープンボルト式。ボルトをコッキングするとこの位置で保持される

 

さらにボルトを引いて「S」の文字がある切り欠きにボルトハンドルを引っ掛けると、ボルトが固定されて発射できなくなる

 

レシーバー上側に設けられたリアサイトは実銃同様にブレード(100m、200m)が切り替えられる。ここにも「280」のバッフェンアムトが刻まれている

 

レシーバー後部の刻印。銃名と「ayf」はエルマ社製、42は1942年製を表している

 

レシーバー後部左側には「WaA254」のバッフェンアムトと製造番号が打刻されている

 

実銃同様のベークライトで作られたフォアグリップ。他社製モデルガンが黒色だったためそのイメージが強いが、実際には写真のようなムラのある濃いこげ茶色だ

 

グリップパネルもフォアグリップ同様にベークライトで再現されている

 

トリガー左側にも「280」のバッフェンアムトが打刻されている

 

トリガーガード前方には「WaAA44」のバッフェンアムトと大文字のK、COS(下請けメーカーを示す文字)が打刻されている

 

 無可動実銃と並べると、どちらが実銃だかわからなくなるほどだ、細部に至るまで徹底的にこだわったショウエイのMP40。モデルガンマニアならずともその出来映えにうっとりするはずだ。

 

側面にリブがあるストレートタイプのスチールプレス製マガジン。装弾数は32発

 

第1ロットの特典として皮革製の専用スリングが付属する

 

当時の9mm×19弾とパッケージをイメージしたダミーカートセットが標準装備される

 

取扱説明書は当時のマニュアルをイメージしたもの

 

第1ロットの特典には上田信イラストポストカード(2枚)が用意されている

 

実銃同様のプロセスでフィールドストリップが可能。これだけ見ているとモデルガンとは思えないほどリアルに再現されている

 

特徴的な3段伸縮式のテレスコピック・リコイルスプリングチューブ。先端の突起はファイアリングピンで、実銃より短く設定されている

 

シンプルな円筒形のボルト。これにもバッフェンアムトや国家鷲章が打刻されている

 

フルオートオンリーなのでロアレシーバー内はシアのみが露出している。コッキング時はシアがボルトを直接保持する

 

ダイキャスト製の円筒形アッパーレシーバーは下面にはシアが入り込む穴とアッパーレシーバーとロアレシーバーを結合するためのロックが掛かる穴が設けられている

 


 

ショウエイ
Maschinenpistole 40 (MP.40)モデルガン

 

DATA

  • 全長:630mm/840mm(ストック展開時)
  • 全高:285mm
  • 全幅:75mm
  • 重量:4,280g
  • 装弾数:32発
  • 価格:¥162,800

 (第1ロット価格。特典:専用スリング、上田信イラストポストカード2枚)

 

 

無可動実銃との比較

 

ショウエイ Maschinenpistole 40 (MP.40)モデルガン
 
無可動実銃MP40短機関銃(1942年エルマ社製)

 

同じ1942年エルマ社製のMP40の無可動実銃と比較したところ。ロットによる刻印の違いはあるもののベークライト製のフォアグリップやグリップパネルの色味が同じなのがわかる。ショウエイのMP40の再現度は非常に高い

 

撮影協力:シカゴレジメンタルス

 

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2026年6月号に掲載されたものです。

 

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