2026/09/26
新宿ナイフショー開催!!【ナイフダイジェスト・アームズマガジン版】
人類最古の道具とも言われる刃物。その中でも、実用性と収集性が並び立つアイテムである「ナイフ」にフォーカスして、最新情報をお届けしよう
TOPIC
新宿ナイフショー開催!!
2026年9月12日(土)、ホビージャパン本社にて「新宿ナイフショー」が開催された。石崎祐也(ISZナイフ)、市川志郎(I川商店)、萩野力(Asurah Knives)出展いただいたのは、ホビージャパンとのコラボナイフ企画に参加してくれた新進作家たち。
3名という少人数での作家のみに限定したショーという試みだったが来場していただいた方々のおかげもあり、一貫して親密な空気で充実したイベントとなった。
これからの日本のカスタムナイフ界をリードしていく3名の作家。「第一線」で走り続ける彼らのナイフを手に取り、彼らの話を聞いて、ナイフ談義を楽しむ「交流の場」としてのショーがあれば。そんな思いから、開催した「新宿ナイフショー」は、まさに願ったとおりのイベントとなった。
一人ひとりが作家と語り合う時間が長く、しかも様子を見ていると双方ともに楽しそう。その雰囲気のまま始まったトークショーもまた、聴きに来てくれたベテラン作家たちも加わって、ナイフのデザインや鋼材のセレクトにまで及ぶ興味深い内容となった。
「こういう規模のナイフショーは新鮮で楽しいですね」
「今度はいつやるんですか?」
来場してくださった方々からいただいた声も運営サイドとしては嬉しく、励みになるものだった。新作やコラボ作といったスペシャルなモデルを携えて参加してくれた作家たちの作品も、しっかり売れたとのこと。
ホビージャパンのブースでは、9月30日発売の『ナイフカタログ』の販売予約に加え、誌上限定予約販売となるNEMOTO KNIVESとのコラボナイフ「Post nubi la Phoebus」のモックアップも展示、大注目を集めていた
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気鋭作家×ホビージャパン コラボレーションナイフ
作家さんたちのご好意で引き続き予約を受け付けます!
石崎祐也「212CK-T」
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全長:232mm
ブレード長:120mm
ブレード厚:2.9mm
ブレード材:VANAX SUPER CLEAN
ハンドル材:ブラックアナダイズドチタン
価格:¥92,400(税込)
専用シース付属(レザーの色味は黒になります)
ご購入はこちらから
萩野力「Monolith Prime」
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全長:150mm
ブレード長:70mm
ブレード厚:3mm
ブレード&ハンドル材:EXEO-CR20
価格:¥55,000(税込)
専用シース付属
ご購入はこちらから
REPORT
松本ナイフショウ2026
2026年の8月22日(土)、23日(日)の両日、松本市の四柱神社参集殿の大講堂にて「松本ナイフショウ2026」が開催された。今回も両日とも多くの来客で賑わいを見せた。
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●2列目左から:堤正登/石川将大/山田トール/毛利沙羅/毛利舞音/
●3列目左から:山本徹/堀居賢司/鈴木義男/露田雅彦/長田渓/
●4列目左から:二部幸夫/米山勝利/雅刀
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詳細レポートは
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Column
相田義人「ナイフメーカー50周年記念ナイフプロジェクト」進行中!!
ブレードからハンドルまで一体成形の鋼材で形づくるインテグラル。(写真提供:Yさん)
日本におけるカスタムナイフの黎明期から今に至るまで第一線で活躍し続けているナイフ作家、相田義人。作家としての歩みが50年を迎えたことを記念して、あるコレクターがナイフをオーダーしている。
「相田さんの40周年の時も記念モデルをオーダーしているんです。なので50周年もあった方が絶対いい、と思いまして」
そう語るオーダー主のYさんは知る人ぞ知るナイフコレクター。R.W.ラブレスをはじめ数々の名作を所有する。もちろん相田義人さんの作品は、オーダー品を中心に数多くそろえている。
50周年ナイフは、全部で8 点になるー大プロジェクトだ。
「元々は5本の予定だったのですが、相田義人さんの御厚意に甘える形で本数が増えました。感謝しかありません」
Yさんの手元には現在6点が届いているという。その中でYさんとしてもひときわ思い入れの大きな「インテグラル」の2本を今回は、紹介させていただけることになった。
「今回のスキャンディックとガットフックのインテグラルは、以前からお願いしていた『インテグラルナイフ12本セット』の一環で制作をお願いしたモノです。実はその12本セットの中に『40周年記念モデル」もあるんですよ。なので今回完成した2本は『50周年記念モデル』の一員にもすることにしました」
インテグラルのセットは、完成に10年超かかった計算になるという。
「特に留意した点は、もしR.W.ラブレスがスキャンディックやガットフックをインテグラルモデルで作製したらどうなるかということ。もちろん、相田義人さんの特徴が出る事が最優先です」
オーダーの際は、打ち合わせを綿密にしたという。
「出来栄えについては非常に満足しています。インテグラルナイフセットのトリを飾るにふさわしい2本となりました!」という感想も、相田さんとの関係性が築かれているからこその結果だと言えるだろう。
「オーダーにきちんと応えられるように、自分のできることを注ぎ込んでいます。喜んでいただけたなら、嬉しい限りですよ」
作り手の相田義人さんは、そう語る。50周年記念ナイフプロジェクトの残りの2本は早ければ年内に完成する見込みだという。カスタムナイフの醍醐味とも言える「オーダーメイド」の一つの理想的なプロジェクト。8本が完成したらぜひ改めて見せていただきたいものだ。
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構成:服部夏生(刃物専門編集者)
この記事は月刊アームズマガジン2026年10月号に掲載されたものです。
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