装備

2026/08/12

携行しやすく防水・防塵性能も備える高性能サーマルビジョン「HIKMICRO LYNX LE10 3.0」

 

軽量・コンパクトな高性能サーマルビジョン

 

 

 サーマルデバイスは、暗闇を明るく映すための機器ではない。本来目では捉えにくい温度差を映像として可視化し、夜間や薄暗い環境でも対象物の存在を把握しやすくするための観察機器である。ハンティング、鳥獣対策、警備、アウトドア、防災など、その用途は幅広い。中でもHIKMICROは、サーマル技術を身近なサイズへ落とし込み、扱いやすい単眼スコープとして展開しているブランドだ。


 今回紹介するLYNX LE10 3.0は、LYNX 3.0シリーズのエントリーモデルに位置するサーマル単眼スコープである。256×192のサーマルセンサーに9.7mm F1.0レンズを組み合わせ、検出可能距離は最大500m。フリーフォーカス仕様のため、細かなピント調整に気を取られず、取り出してすぐ周囲を確認しやすい。倍率は1.4倍から11.2倍相当まで対応し、広めの視野で探し、必要に応じて拡大して確認する使い方ができる。さらにNETD 20mK未満の高い温度分解能により、わずかな温度差も見分けやすい。本体は約291.5gと軽量で、IP67の防水・防塵性能も備える。携行しやすく、現場で迷わず使えるサーマル単眼スコープとして、LYNX LE10 3.0はかなり実用的な1台だ。

 

 

 

HIKMICRO
LYNX LE10 3.0

 

DATA

  • サイズ:約152.4×53.6×49.5mm
  • 重量:291.5g(バッテリー含む)
  • イメージセンサー:VOx非冷却型フォーカルプレーンアレイ
  • 最大画素数:256×192
  • フレームレート:50Hz
  • ピクセルピッチ:12マイクロメートル
  • NETD (温度分解能):20mK未満
  • 焦点距離/ F値:9.7mm / F1.0
  • 検出距離:500m
  • 焦点調節:フリーフォーカス
  • 画角/ m@100m:19.0×13.6" / 31.7×23.8m
  • 最短撮影距離:3.4m
  • 倍率:1.4 〜11.2倍相当 (8倍率)
  • 動作温度範囲/湿度:−30 〜45℃/ 90%未満(ただし結露なきこと)
  • 動画撮影/静止画撮影:あり
  • バッテリーの種類:交換式充電式リチウムイオン18650型電池
  • バッテリー動作時間:6時間(25℃ , Wi-Fi ON)/ 5.5時間(-20℃ , Wi-Fi ON)
  • 電源供給:USB Type-C、5VDC、2A、外部からの電源供給対応、直接充電対応
  • 保護等級:IP67
  • 価格:¥136,290

 

対物レンズはセンサー機能を併せ持つ部分。非常にデリケートな部分のため、扱いには細心の注意を払ってほしい。レンズ径も十分で広い視野角を誇る

 

本体のトップ部分にレイアウトされた各種ボタン類はラバー製で操作が行いやすい。クリック感もしっかりあるが、カチカチ音がしないので対象に気づかれずに確実な操作が可能

 

バッテリーは充電式のリチウムイオン18650型電池を使用する。複数携行することで野外活動時の使用時間を延長することができる。1本で約6時間のランタイムを誇る

 

電源は本体のUSB-C端子部分から充電可能。また、USB-C端子から充電を行いながら連続使用することも可能だ

 

接眼レンズ部分は大判のモニターがレイアウトされている。アイカップも標準で搭載されているため、目にしっかり密着させて使用できる

 

視度調整ダイヤルは接眼レンズの前方部分にレイアウトされている。無段階方式のため細かく調整できる

 

ハンディサイズのため携行性が高い。重量も300g未満とペットボトルよりも軽量だ

 

サーマル機能は500m先まで検出できる。最短検出距離は3.4mのため近距離から遠距離まで非常にバランスの取れた、使い勝手のいいサーマルスコープに仕上がっている

 

 

お問い合わせ先:サイトロンジャパン

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2026年9月号に掲載されたものです。

 

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