2026/08/02
【実銃レポート】TTI SIG MPX K コンパクトPDW【Gun Pro A.T.】
TTI SIG MPX K
SIG SAUER MPXのピストルバージョン MPX-KのTTIエディション
Text & Photos by Yasunari Akita
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ニューハンプシャー州に本拠を置くSIG SAUERは2013年にラスベガスで開催されたSHOT Showで軍、そして法執行機関に向けた新世代サブマシンガン、MPXの試作モデルを公開した。AR-15系に近いエルゴノミクスを採用し、バレルやストックの交換を汎用工具で行なえるモジュラー設計とするなど、2010年代のモダンな設計思想を積極的に取り入れた意欲作であり、従来型SMG(サブマシンガン)とは異なる、洗練されたコンセプトが大きな注目を集めた。
かつてSMGのほとんどはシンプルなブローバック方式を採用していたが、ローラーディレードブローバック方式を採用したHK MP5シリーズは、リコイルの少なさと高い命中精度を両立させ、警察、および特殊部隊向けSMGの代表格として市場を席捲、その状態が30年以上続いた。これに対抗すべく、SIGは9×19mmをガスオペレーションで作動させることでリコイルをさらに低減、フルオートを含めた射撃コントロールのしやすさに重点を置いたMPXを登場させたのだ。
そもそも1960年代後半に登場したMP5シリーズは、その後も細部の近代化改修が重ねられてきたものの、基本設計は半世紀も前のもので、操作性や拡張性の面で一定の限界があった。そこへ登場したMPXは、最新の設計思想を取り入れた新世代SMGとして大きな注目を集め、業界からは“MP5キラー”とも呼ばれる存在となった。
| ■全長:565mm ■バレル長:4.5インチ(114.3mm) ■重量:2.3㎏(5lbs) ■SIG PCB フォールディングブレイス ■作動方式:ガスオペレーション セミオート ■市場価格:$2,000~$2,200 |
2015年には16インチバレルを備えたセミオートカービン仕様が一般市場向けに発売された以降、MPXは特に大きな反響を呼び、その後も改良を重ねながら各種バリエーションが展開された。その一方で、法執行機関において、ピストル弾を使用するSMGは、威力的な限界からその立ち位置が大きく変化しており、需要は減少している。そのため、MPXが特に存在感を示したのは競技射撃の分野であった。
今月はMPXファミリーの中でも異色の存在であり、そのコンパクトさを最大の魅力とするピストルモデル、MPX Kをフィーチャーしてみたい。市販モデルそのものではなく、TTI(Taran Tactical Innovations)がカスタマイズを施し、そのポテンシャルを引き上げたTTI SIGMPX-Kを対象とした。
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| TTI SIG MPX K ■口径:9×19mm ■SIG 4.5インチ カーボンスチールバレル ■SIG PCB フォールディングブレイス ■ブロンズボルトキャリアグループ ■Hiperfire Eclipse トリガー ■Lancer カーボンファイバーハンドガード、TTIシリコンカーバイドグリップテクスチャー加工 ■TTI マズルブレーキ ■TTI マグウェル ■Radian Raptorチャージングハンドル ■Aimpoint Acro-C2+Reptiliaマウント ■Battle Arms Development M-LOK マイクロハンドストップ ■価格:$4,999.99 |
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続きは「月刊アームズマガジン2026年9月号」でどうぞ。
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Text & Photos by Yasunari Akita
この記事は月刊アームズマガジン2026年9月号に掲載されたものです。
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