2026/06/03
【実銃レポート】BERETTA AX800 SUPREMA【Gun Pro A.T.】
BERETTA AX800 SUPREMA
Satoshi Matsuo
Images Courtesy of Fabbrica d’armi Pietro Beretta
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アグレッシブデザインショットガン
アームズ読者のほとんどは、たぶんハンティングやクレー射撃に用いられるスポーツ用ショットガンには興味がない。ショットガンなら軍用、あるいはLE用のタクティカルショットガンじゃなくちゃダメだ…ということはじゅうぶんに理解している。それでも今回、ハンティングショットガンとして開発されたAX800をここで紹介するのは、この銃が極めてアグレッシブな形状と魅力的な特長を持っているからだ。
タクティカルショットガンとスポーツ用ショットガンの違いは、それがセミオートモデルの場合、銃身長と装弾数の差ぐらいだろう。一部の特殊なタクティカルショットガンは、とんでもなく派手な外観と機能を持っているが、それはごく一部に過ぎない。またAR っぽいのスタイルだったりするものもトルコ製などに多いが、ショットガンに限って言えば、使いやすさは、ごく普通のレイアウトデザインを持つ銃の方がずっと上であったりする。
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AX800スプレーマは、バレルの下部にチューブマガジンが配置され、これがガスオペレーションで作動するレシーバーに繋がり、その後方にグリップとストックが配置されている、まさに普通のレイアウトデザインのショットガンだ。しかし、その各部はアグレッシブな形状でまとめられ、たとえハンティングやクレー射撃に縁がなくても、銃が好きならちょっと気になる製品なのだ。
2025年11月21日に発表されたベレッタの新型ショットガンAX800スプレーマは、Waterfowl(ウォータファウル:水鳥:カモなどの水辺に生息する鳥)猟での使用を想定して設計されている。水鳥猟は、真冬の寒冷地、その日の出の時間帯、すなわち氷点下の気温の中、湿地帯や池、川の近く、あるいは海などで鳥が飛来するのをじっと待つことが多い。動きにくいブッシュの中や泥濘(ぬかるみ)に浸かることもあり得るため、これに使う銃は過酷な条件下でも高い操作性と信頼性を持っているものでなければならない。求められる要件は、軍用銃に通ずるものがある。その上でベレッタは究極のウォータファウルショットガンを作るべくAX800をデザインした。
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Steelium Pro
最大の特徴は、クレー射撃競技用ショットガンDT11と同じSteelium Proバレルを、ハンティングショットガンに初めて搭載したことだ。2012年にベレッタがDT11を発売した際、ニッケル、クローム、モリブデンの三元素による合金鋼(Tri-alloy Steel)の冷間鍛造バレルを新たに開発した。その名称がスティーリアムでベレッタはこれを最高のショットガンバレル鋼材と位置付けた。併せて新規設計のロングフォーシングコーンとの組み合わせをSteelium Pro(スティーリアムプロ)と名付けている。これ以降、DT11は快進撃を続けて現在に至るのだ。この事は、本誌20ページで言及しているので、そちらをご覧いただきたい。
クレー射撃(トラップ)と水鳥猟は、目標に当てるということにおいて、目指すことは同じだ。“より遠距離まで、より強く、より確実に当てる”、だからベレッタはスティーリアムプロをAX800に装着した。2024パリオリンピックでメダルをほぼ独占したこのバレルを、今度はハンティングフィールドで活躍させるために。
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続きは「月刊アームズマガジン2026年7月号」でどうぞ。
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Text:Satoshi Matsuo
Images Courtesy of Fabbrica d’armi Pietro Beretta
この記事は月刊アームズマガジン2026年7月号に掲載されたものです。
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