エアガン

2026/02/04

【前編】“究極”の言葉がふさわしい電動ガンEVOLTシリーズ登場!「東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4」

 

飽くなきリアルさへのこだわりと実射性能の追求

 

 2025年11月8日、9日に開催された「東京マルイフェスティバル2025」で電撃発表された新シリーズ「電動ガンEVOLT」(以下エボルト)。シリーズ第1弾のショックレスモデルのM4A1カービンはすでに手にしていらっしゃる方もいると思う。今回発売されたエボルトは、結論から言えば東京マルイの電動ガン史上、最大のブレイクスルーであり、同社のテクノロジーの集大成といっても過言ではない。

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
電動ガンエボルトM4A1カービン

 

 M4A1カービンは14.5インチのステップドバレル(11.5インチ仕様のバレルエクステンションに換装可能)に円筒形ハンドガード、エンハンスドストックのオーソドックスなスタイル。RSはコルトのFPR(フェデラル・パトロール・ライフル)MK4をモチーフにしておりガイズリーSMR MK4 Federal 10インチタイプ アルミハンドガードを装着した11.5インチバレル、クレーンストック仕様のM4を再現している。両モデルともレシーバーはセラコート仕上げで無刻印仕様となっている。

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
電動ガンエボルトRS FPR MK4

 

 東京マルイがエボルトを開発するうえでこだわったのが「リアル」である。内部にシリンダーやピストンなどの発射機構を組み込まなければならないエアガンは「中身ありき」でボディ(レシーバーやスライドなど)が設計されてきた。それゆえにボディがリアルサイズではなくデフォルメされることが多かった。むしろそれが当然で、エアガンとしての性能を維持しつつ、いかにリアルサイズに近づけるかが製品開発のポイントだった。それは現在も変わらないエアガン設計の基本であり、東京マルイの電動ガンも例外ではなかった。シリンダーやピストン、スプリング、ギア類を組み込んだメカボックスとモーター、バッテリーを内蔵するためにボディサイズが決められた。電動ガンスタンダードタイプ第3弾として登場したM16A1は、見た目には実銃の特徴を捉えているものの、レシーバーやグリップのサイズは電動ガン独自の規格、つまりリアルサイズではなかった。M16A1以降、数度のマイナーチェンジとシュート&リコイルエンジンが搭載された次世代電動ガンM4系が登場したものの、基本的なボディサイズは変わらなかった。

 

 

■ディテールの進化

 

 今回開発されたエボルトは、こうした「中身ありき」の設計ではなく「ボディありき」で設計が行なわれた。無可動実銃から採寸されたボディにメカボックスを組み込むために、シリンダー/ピストン部分(=シリンダーアッシー)とギア部分(=ギアボックス)が分割した(=実銃同様にテイクダウンできる)セパレート型のメカボックスを新規開発。従来のメカボックスとは形状、ディメンションともにまったく異なるものの、無駄を省きスリム化を図ったことで、リアルサイズのレシーバーへの搭載を可能にした。それを可能にしたのは東京マルイのテクノロジーであり、素材やリポバッテリー、M-SYSTEMといった周辺機器の進化である。
 アッパー/ロアレシーバー(ロアは内部の幅も)、ハンドガード、チャージングハンドル(フルレングス)、テイクダウンピン&ピボットピン、グリップ、バッファーチューブ、ストックはリアルサイズ。ネジピッチはアッパーレシーバーのバレル基部はミリ・インチ両対応、バッファーチューブ基部はインチというこだわり。アンビタイプのセレクターレバーはギアボックスを貫通する軸で直結されている。

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
バードケージタイプのフラッシュハイダーはアルミ切削製。14.5インチ仕様のステップドタイプのアウターバレルは付属の11.5インチバレルエクステンションに付け替えることが可能。マズルは14mm逆ネジ仕様

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
アメリカ軍制式採用モデルと同じ円筒形ハンドガードはリアルサイズ。バレル基部のネジピッチはミリ・インチ規格両方に対応している

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
ハンドガード内には実銃同様アルミ製のヒートシールドが付属している。バレル上部のガスチューブの形状も忠実に再現

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
M4A1カービン、RSともに光学機器との相性がいいナイツタイプのフリップアップリアサイトが標準装備されている

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
無可動実銃から採寸されたリアルサイズのアッパー/ロアレシーバー。表面はセラコート仕上げで、セレクターポジション以外の刻印は入っていない

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
中央に設けられた2つの穴や実銃ではフォワードアシストノブ先端の突起がラッチ部分が再現されたダミーボルト。ダストカバー内側のストッパーの形状もリアルだ

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
素材に強化樹脂を採用したA2タイプのグリップはリアルサイズ。実銃の質感を再現するために表面はあえて無塗装となっている

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
メカボックス貫通型のアンビセレクターレバーはシュミット&ツールズ(13629:コルトナンバー刻印)タイプを再現

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
オーソドックスなスタイルのエンハンスドストックはもちろんリアルサイズ

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
ストックは6段階に伸縮可能なミルスペックのリアルサイズ・バッファーチューブ。バッファーチューブ基部のネジピッチはインチ規格

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
M4A1カービンはバッファーチューブ内に専用のMS・LI-Poバッテリースティックタイプを収納する。収納時はコネクター部分をストック側にして、コネクターをバッテリー側面に這わすようにする

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
エボルトと同時に発売されたMS・LI-Poバッテリー7.4V 800mAhスティックタイプ。専用ICによる5つの保護機能や温度センサー(温度判定は銃または充電器)を搭載し、内部回路によるセル管理を行なう。価格は¥8,580

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4
初めてMS・LI-Poバッテリーを購入する方に最適なバッテリーと充電器がセットになったMS・LI-Poスターターセット(スティックタイプ)。価格は¥17,380

 

 今回はここまで。ひきつづき次回【中編】では“究極”のリアルサイズを実現したエボルトのメカニズムに迫っていこう。

 


 

東京マルイ
電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4

 

DATA

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4

 

電動ガンエボルトM4A1カービン

  • 全長:776mm/858mm(ストック伸長時、14.5インチ時) 700mm/782mm(ストック伸長時、11.5インチ時)
  • 全高:257mm
  • 全幅:68mm
  • 重量:2,700g
  • 装弾数:81発(30発)
  • 価格:¥99,000

 

東京マルイ 電動ガンEVOLT M4A1カービン&RS FPR MK4

 

電動ガンエボルトRS FPR MK4

  • 全長:724mm/806mm(ストック伸長時)
  • 全高:257mm
  • 全幅:68mm
  • 重量:3,100g
  • 装弾数:81発(30発)
  • 価格・発売日:未定

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2026年2月号に掲載されたものです。

 

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