東京マルイ ガスブローバックガンUSP 製品レビュー 【2018年2月号掲載】

エアガン

2018/08/21

東京マルイ　ガスブローバックガンUSP 製品レビュー【2018年2月号掲載】

東京マルイ

ガスブローバックガンUSP

H&Kの傑作オートがガスブローバックガンで登場（動画はこちら！）

※掲載されているUSPは試作品です。量産品とは細部が異なります。

ヘッケラー＆コックを代表するハンドガン

前ページで紹介したM45A1 CQBピストルよりも先にモデル化が発表されていた東京マルイのガスブローバックガンの新製品USPがいよいよ発売される。実は今回、東京マルイのガスブローバックガンのラインアップにUSPが加わったことで、U.S.9mm M9、P226レイル、グロック17、M&P9、XDM-40、Px4など、メジャーな9mm×19弾仕様のハンドガンが揃うことになる。実銃のヘッケラー＆コックUSPは1993年に登場した。USP（ユニバーサル・セルフローディング・ピストル）という名称のとおり、独創的な機能を搭載した同社のVP70やP7、P9Sに比べて、オーソドックスなブローニングタイプのショートリコイルシステムやシングル／ダブルアクション（SA ／ DA）トリガー、ダブルカアラムマガジンを採用している。一方で、アンビマガジンキャッチ、複数のモードが選択可能なコントロールレバー、専用規格ながらも誕生当時は真新しかったアンダーレールなど、ヘッケラー＆コックらしいアイデアも盛り込まれている。USPは今もなお同社を代表するハンドガンである。

エキストラクターを別パーツで再現

東京マルイはUSPを実銃から採寸することで忠実にモデル化。各部の形状や刻印はもちろん、注目したいのが、スライド右側に露出しているエキストラクターが金属製の別パーツで再現されていることだ。これは東京マルイ初の試みで、さり気ないがリアル派には嬉しい。USPの特徴であるフレーム左側に付属するコントロールレバーは、SA／DA、デコッキングとコックアンドロック、セーフティオンの機能を持つ「バリアント1」をセレクト。安全面、機能面の充実が図られている。リアルサイズのマガジンの装弾数は25発。ブローバックエンジンには直径15ｍｍのラージボアシリンダーが採用されている。実射してみると、ラージボアシリンダーのおかげで、スピーディーなブローバックとハードなリコイルショックが同時に体感できる。同社の他モデルと同様、安定した弾道と高い集弾性能を発揮してくれることは言うまでもない。

まさに「最新モデルが最良」という言葉どおりの東京マルイのUSP。サバイバルゲームからシューティングマッチまでオールラウンドに使える1挺だ。