2026/09/18
2026年 10月の 出荷案内 と 雑談 と
こんにちは。タナカワークスの中の人です。
気が付けばもう10月……と言いたいところですが、まだ日中は汗ばむ陽気が続いていますね。それでも朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきて、季節の変わり目をじわじわと感じる今日この頃です。
とはいえ、日中と朝晩の寒暖差が大きく、服装にも悩む時期。こうした時期は体調を崩しやすいので、皆さんも無理をせず、体調には十分お気を付けください。
さて今月のご案内に移りましょう。





今回は珍しく最初に長物から……
『Kar 98k AIR "Ver.2" Bolt Action Air Cocking Gun』

「久々の再生産かと思えば、バージョン2?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。そう、今回はバージョンアップされています。「外観は変わってないじゃん?」と思われるでしょうが、今回変更されたのは中身です。

(▲左が新型ピストン、右が新型スプリングガイド)
耐久性向上のため、ピストンを削り出しのアルミ製に変更。スプリングガイドも潤滑コーティングを施したスチール製とし、新たにスラストベアリングを採用することで摩擦抵抗を軽減しました。また、シアラッチをはじめとする内部パーツも強化し、工場出荷時から高い完成度を備えた仕様に仕上げています。
この銃は命中精度の良さなどから以前より高い評価をいただいていますが、W.W.Ⅱドイツ軍においては主力小銃となるため、通常のボルトアクションライフルなら充分な耐久性でも、想定以上にハードユースされることで各部の摩耗が進みやすい傾向がありました。(一部の使用者に限る)
弊社のようなニッチなメーカーですと、カスタムパーツもそう多くはありません。ならばと、最初から自社で強化パーツを入れておきました(笑)
コレクション性と実射性を兼ね備え、さらに耐久性にもこだわった一挺です。
人気も高いモデルですので、気になる方はお早めに。
『S&W M64 2inch Round Butt Stainless Finish Ver.3 Model Gun』
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続いては、M10のステンレス仕様として登場したM64をモデルアップ。実銃は“K”フレームを採用したM10のステンレスモデルで、ステンレス化に伴いフレームの呼称も“F”フレームへと変更されています。
これまで弊社では、M10のシルバーモデルとして「ニッケルフィニッシュモデル」を製品化してきました。同系統のシルバーモデルが重複することから、「ステンレスフィニッシュ」での製品化は見送っていました。
しかし今回は、ニッケルフィニッシュとは異なるステンレスならではの質感を再現することで、これまでとは違った魅力を持つM10をお楽しみいただけると考え、製品化しました。
M10のステンレスフィニッシュである「M64」の製品化は、実は今回が初めてとなります。(大昔のカート式ガスガンのM10がシルバーメッキモデルをM64とすると微妙なところですが……)
外観形状を細部までこだわって作り込んだのはもちろん、グリップ内部にはウエイトも追加してバランスも取っています。内部はタナカワークスKフレーム系モデルガンの決定版「Ver.3」ですので、見た目だけでなく内部にも抜かりはありません。
実銃も長く「LE GUN」(法執行機関の銃)として採用実績がある人気のモデルです。
今回はバリエーションのひとつとして生産数は多くありません。「ちょっと気になる」という方は、早めのチェックをおすすめします。
『S&W M442 "Centennial Airweight" 2inch Ver.2 HW Gas Gun』


Jフレームからは、携帯性を最優先した小型リボルバー「M442」がペガサス式ガスガンでバージョンアップして登場です。
実銃は内蔵式ハンマー(インターナルハンマー)を採用した異色のDAO(ダブル・アクション・オンリー)モデルです。ハンマーを内蔵型にすることで、スナッグフリー(引っかかる要素がない)設計となっています。 つまりポケットの中に入れたまま服越しに発射することも可能な理由です。
基本的にはトリガーを引くだけで発射する(弾丸が入っていれば)という、シンプルな操作性、DAOであるという安全性、内蔵式ハンマーであることの護身用(コンシールドキャリー)としての適性から好まれ、現代でもS&Wのカタログに残る名銃をとなっています。
今回のペガサス式ガスガンでは、こうしたM442ならではの特徴をしっかりと再現しています。

(▲ボディーガードとも違い、ハンマーが完全に内蔵されスナッグフリーな設計になっている)
また内部もJフレーム系ガスガン最新のVer.2となり作動フィーリングが向上していますが、一番の売りは外観の変更です。

Ver.1で構造上仕方なく存在したバレルピンも、固定方法変更で削除するなど、外観も時代背景に合わせてブラッシュアップし、「最初期型のM442」にアップデートされています。
中の人的には今月一番オススメのモデルです。お見逃しなく!
『S&W M27 "The .357 Magnum" 6inch Steel Finish Model Gun』
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まずはNフレームから、伝説のリボルバー「レジスタード・マグナム」ことM27の6インチモデルです。
順当に6インチモデルの発売と相成りましたが、6インチはちょっとばかり味付けが違います。
パートリッジフロントサイト、カウンターボアード・シリンダー、ワイドハンマー&ワイドトリガーなど、1970年代の6インチモデルが持つクラシカルな魅力を余すことなく再現しています。トリガーとハンマーにはケースハードン風仕上げを施し、当時の高級感ある外観を再現しました。
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▲特徴的なパートリッジフロントサイト
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(▲フレーム後端からバレルの前方にかけて施されたチェッカリング)
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(▲トリガー・ハンマーはケースハードン風仕上げ)
グリップも大型のオーバーサイズグリップが付属し、いわばターゲットモデルらしいスタイルに仕上がっています。この辺りが変わるだけで新鮮な印象を受けますね。
内部機構はNフレームモデルガンシリーズ最新のバージョン2に準拠していますので、見た目だけでなく作動面でもご満足いただけるはずです。
スチールフィニッシュのM27MGシリーズはコレで打ち止めです。同フィニッシュモデルは人気なのであるときに押さえておいてください。
ココからは再販です。
『S&W M19 "Combat Magnum" 2.5inch Ver.3 HW Gas Gun』

人気の再販モデルです。
S&Wを代表するKフレーム・リボルバー「M19」。コンパクトな2.5インチバレルと、.357マグナムに対応したパワフルなスペックを組み合わせたモデルで、携帯性と実用性を両立したスタイルが魅力です。
今回のモデルは、重量感のあるヘビーウエイト樹脂を採用したペガサス式ガスガン。Kフレームならではのコンパクトなシルエットを再現しつつ、Ver.3として内部メカニズムもアップデートされています。
2.5インチならではの取り回しの良さと、M19らしい存在感を楽しめる一挺です。
再販をお待ちいただいていた方はもちろん、これまで入手する機会がなかった方も、この機会にぜひ。
『S&W M500 8-⅜inch Stainless Finish Ver.2 Model Gun』

こちらも人気のモデルの再販です。S&Wが誇る大型リボルバー「M500」。世界最大級のハンドガン用カートリッジとして知られる「.500 S&W Magnum」を使用するために開発された、Xフレームという規格外の大型フレームが圧倒的な存在感を持つモデルです。
今回のモデルは、一番メジャーな迫力ある8-⅜インチバレルにステンレスフィニッシュを組み合わせた仕様。ゲームなどにも登場回数が多いので皆さんも見たことあるのではないでしょうか。大型フレームとロングバレルによる独特のシルエットはもちろん、ステンレスならではの質感も楽しめる一挺となっています。
そして、このモデルガンの特徴は何といっても純正で「トリプルキャップ」に対応していること。大型のM500に3発のキャップ火薬を使用するという、なかなかにアホな……いや、豪快な仕様です。
もちろん発火時の迫力も相当なもの。8-⅜インチのロングバレルから響き渡るそのサウンドは、まさに「爆音」。大型リボルバーならではの迫力を、発火でも存分に楽しめるモデルとなっています。
外観はステンレスフィニッシュでM500の迫力あるスタイルを再現。眺めて楽しむもよし、発火して楽しむもよし。とにかく「デカい・重い・うるさい」と三拍子揃った、M500らしい一挺です。
再販を待っていた方には、待望の再登場です。
さて、今回のご案内はこんなところです。
今月はエアコッキングガン、ガスガン、モデルガンと勢揃いなラインナップです。(残業確定か……?)
また、今後の状況により突然予定変更の可能性もございますので、ご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。
スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちくださいませ。
~雑談的なもの~
ちょっと珍しく、カスタムパーツについてのお話でも。
今月はKar98kのアップデートがありましたので、それに合わせて少し書いてみようかなと。
とはいえ、弊社製品向けのカスタムパーツって、実はそんなに種類がありません。
まあ……ニッチなんですよね。需要がないというか、そもそも弊社の製品をカスタムする人自体がそこまで多くないというか(笑)
ただ、カスタムパーツというのは「純正より強くする」というだけのものではありません。特定の状況で、特定の使い方をしたときに真価を発揮するように作られているものもあります。
一方で、純正品というのは基本的に全体のバランスを重視しています。(もちろん、これは現在の開発についての話です。昔のことは……私も知りません(笑))
想定できる使用状況を考え、その範囲で各部の強度や作動のバランスを取っていく。
なので、よくあるんですが
「ここが壊れる」
↓
「じゃあ、ここをもっと硬くしよう」
だけで解決するものでもありません。
一か所だけを強くすると、今度は別の場所に負担が掛かります。
さらにそこを強くすると、そのまた別の場所に……。
そうやって強度だけを追いかけていくと、最終的には「一周回ってどこかがお亡くなり……」ということにもなりかねません。
重要なのは全体のバランスです。
このあたりを考えて作られているものの一例が、「トカレフTT-33 モデルガン」だったりします。
設計者曰く、「一箇所に負担させるのではなく、全体で受け止める設計にしている」とのこと。
元の曲者ぶりを知っている人からすれば納得していただけるでしょう。(話は逸れますが、某日曜劇場では弊社TT-33が使用されているとか……)
まあ、このような話は実際に開発している側じゃないとなかなか分かりにくいところではありますね。
そして今月は、S&W M500 モデルガンでは「トリプルキャップ」なんていう、なかなか物騒な仕様もありましたが(笑)、このような弊社の多連式のキャップ・カートリッジも、当然ながら火薬量を増やした状態などでテストを行っています。
例えば近日登場予定の「COLT SAA R-model モデルガン」。純正でWキャップカートリッジの弾頭が付属予定です。このモデルで多連装薬カートリッジを使用すると音抜けや発火炎を優先しすぎると、ハンマーがリバウンドして、その勢いでシリンダーが回ってしまうことがあります。
「ただ派手にしたいならキャップ火薬を足せばいいじゃん」という話ではないんですね。
こうしたところを一つ一つ確認して、ちゃんとバランスを取っているのが純正品というわけです。
……と、ちょっとメーカーらしいことを言ってみました(笑)
そんな中、絶賛準備中の「例の悪徳捜査官の銃」。それに付属するWキャップ・カートリッジをちょっと公開。

.44マグナムのダブルキャップ・カートリッジは、弊社としては今回が初めて。コレも絶賛テスト中です。
まだいろいろと進めているものがありますので、そのあたりも今後ご紹介できればと思います。
そして、今回はちょっとだけネタバレ画像も。

どこかで見たような雑誌ですが、例のやつの「長いやつ」も製作希望が多かったので作ることにしました。詳細については、もう少々お待ちください。
……まあ、この手のをチラ見せするのが一番楽しいんですけどね(笑)
こうした先行情報はここでしか出さないので。
今月はこのあたりで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。