2026/02/02

PARD(パード)という光学機器。

【はじめに】

ライフルスコープのレンズ構成は大変複雑です。ハイエンドになれば複数のレンズ群から構成される十数枚のレンズ、そして空気に触れる各レンズ面にはコーティングが施されています。レンズ面以外の機能も充実しており、使い込み親しんだスコープはシューターにとっては代用のきかないパートナーとも言えます。そこで今回のブログテーマに取り上げたPARD(*パードと読みます)。見た目はライフルスコープですが、中身は前述の光学設計からなるスコープとは全くの別物。果たしてPARDは射撃のパートナーになり得る選択肢になるのでしょうか。年明け、埼玉県にある長瀞射撃場にて気になっていたことを試してまいりました。

 

【落下弾道を補正するプログラム】

PARDには複数のセンサーが搭載されています。モデルによって異なりますが、デイタイム、サーマル、ナイトビジョン、距離計などです。海外モデルでは通信機能をも搭載しているようですが、日本向け仕様(*株式会社あくあぐりーん様お取扱い)ではこれらは本体機能から排除されています。

 

【落下弾道を補正するプログラム】

難しいことは置いておき、狩猟向けエアライフルを使い、長瀞射撃場の100mレンジで試したPARDに内蔵されている落下弾道を補正プログラムの仕組みを簡単に説明してみます。初めに50mレンジで通常通りのゼロインを行います。その際、射撃に使用するペレット(*空気銃で使用されるタマの呼び名)に関するパラメーターをPARD本体へデータ入力。

 

次に、100mレンジへ移動し標的へスコープを向けると、ターゲットまでの距離が表示されるので、続けて落下弾道補正プログラムを呼び出します。すると、上写真のように四角い表示がポップアップされるので、ここに標的を入れて射撃。といった流れです。

 

【YouTube動画】

実際に試射をした動画(50秒程度)です。50m地点でゼロイン後、100mレンジにて試射を行いました。狩猟向けとして用意されているエアライフル、ペレットや空気銃用のスラッグにもよりますが、50m→100mへ射撃距離が変わる場合、35㎝〜45㎝程度のドロップ(着弾点のズレ)が発生します。この作業は手動(スコープ内蔵のエレベーション、或いはエラタック傾斜マウント)で着弾点を調整することになるのですが、PARDはこの調整ステップをボタン一つ(外部サイト:ドイツと狩猟とおいしい話)で飛び越えてしまいます。

 

使用した狩猟向けエアライフルはハッサン、ファクタースナイパーS(口径5.5㎜、ペレット、H&Nバラクーダ21.14gr)。10発撃っていますが、3発目と4発目は録画の画角外側へ着弾。一見、難しいように見えてしまうかもしれませんが、練習を重ねれば特に問題はなさそうです。動画は(標的中心部のみを使い)静止画にかさねて編集しています。

 

【まとめ】

使用感としては個人的に気になる部分はあるにせよ、ライフルスコープとしてのニーズを完全に満たしつつ、この価格帯でサーマルやナイトビジョン、距離計をも内蔵しているPARDの製品競争力には驚きました。今年はドラサイト、ライフルスコープ関係に加え、狩猟向けデジタルデバイスについても記事を用意してまいりますので、よろしくお願い申し上げます!PARDは弊社でもお取扱いございますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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